卒業してコアラ見て帰国しました。
ブログが途絶えて久しいですが、その間に無事に学校を卒業、車で三時間の距離いるクラスメイトの家に小旅行に行き、日本に戻り、たまった事務作業に追われて今に至ります。忽然と更新が途絶えてしまったので、ご心配をおかけしたりしてなかったりしてすみません。すでに卒業したのが遠い昔のようですが、最後の二週間は本当に過酷で薬漬け(サプリ!)で乗り越えました。カリキュラムが1日、2、3時間の睡眠を二週間弱続ける前提で組まれてるんですよ。おかしい!私はそれなりに寝ましたが、真面目なクラスメイトはみるみるやつれていくし、出来ない子だけでなく優秀な子までも泣き出し、男子も泣き出す。ここまで追い詰められると、自分自身の弱点も見えて、優秀な人がどう乗り切るのか、遅れる人は何がいけないのか、そういうことも見えてきて、人生勉強になりました。一番実感したのは、優秀=仕事ができる=オーガナイズができるってことなのだなと。でもそういう人は意外と野心がなかったりもして、デザイナーとして名を上げるというと、別の話かもしれないですね。ブリスベン校はちょっと田舎なので野心がない傾向(ワークライフバランスがしっかりしているとも言えますが)もあるかもしれないです。とにかく5時になったら真っ直ぐ家に帰る人で溢れる町ですから。
卒業の日ですが、当日朝に創設者のデザイナー、アンディ・シリントンさんが学校まで来て、就職面接の形式で審査をします。ポートフォリオを見せてコンセプトの説明などします。それで卒業が決まります。よっぽどでない限りそこで落とされることもないと思うのですが、私にしてみれば、英語の試験のようなものなので、それなりに緊張していました。でも実際は私が日本からわざわざ来たということに興味を惹かれたらしく、作品の質問よりもほとんど東京の話で終わりました。全員の面談が終わった後で一度解散し、夜に家族や友人を招いて、ポートフォリの展示と卒業パーティーがありました。その時に名前を呼ばれて卒業証書を受け取るのですが、私の順番で、証書を受け取る前に私が予想外に泣き始めてしまいまして、もう壇上で自分でも引くほど号泣。美しい泣き方ではなく、声をあげて子供みたいな泣き方だったので、クラスメイトも先生も心配してみんなハグしてくれて、さらに「このクレイジーなコースを第二言語で卒業するなんて凄いよ」とか、口々に褒めてくれるわけです。これでさらに泣く。クラスメイトの家族とかも泣き腫らした目の私を見て、「おめでとう」とか「これからどうするの?」「嬉しい涙よね?」とか心配して聞いてくれるわけで、内心「ていうか誰?」と思いつつも、その優しさにまたさらに泣くという悪循環でした。こりゃ、ちょっとここから離れようと思ってトイレに行って泣きやもうとしていたら、綺麗な女性がまるで私のことを知っている口ぶりで話しかけてきて、話しながら泣きながら「それで誰なの?私会ったことあるっけ?」とか思っていたのですが、「ところで私ジャクソンの母だけど」って言われて泣き止みましたよ。ジャクソンの母!18歳ナイスガイのジャクソンの噂の38歳の母!若い!超きれい!衝撃!ていうか、このあたりは結婚が早いみたいでクラスメイトの女子はほとんど年下ですが、ほとんど既婚!家族が来てるって言っても「夫」だし、そうでなくても彼氏彼女だからね。こりゃ、泣いてる場合じゃなかったわ。ちなみに二次会(ほぼ女子)でも夫達は普通に同伴で普通に馴染んでるんですよ。日本人の感覚だと不思議な感じがしました。
卒業の日ですが、当日朝に創設者のデザイナー、アンディ・シリントンさんが学校まで来て、就職面接の形式で審査をします。ポートフォリオを見せてコンセプトの説明などします。それで卒業が決まります。よっぽどでない限りそこで落とされることもないと思うのですが、私にしてみれば、英語の試験のようなものなので、それなりに緊張していました。でも実際は私が日本からわざわざ来たということに興味を惹かれたらしく、作品の質問よりもほとんど東京の話で終わりました。全員の面談が終わった後で一度解散し、夜に家族や友人を招いて、ポートフォリの展示と卒業パーティーがありました。その時に名前を呼ばれて卒業証書を受け取るのですが、私の順番で、証書を受け取る前に私が予想外に泣き始めてしまいまして、もう壇上で自分でも引くほど号泣。美しい泣き方ではなく、声をあげて子供みたいな泣き方だったので、クラスメイトも先生も心配してみんなハグしてくれて、さらに「このクレイジーなコースを第二言語で卒業するなんて凄いよ」とか、口々に褒めてくれるわけです。これでさらに泣く。クラスメイトの家族とかも泣き腫らした目の私を見て、「おめでとう」とか「これからどうするの?」「嬉しい涙よね?」とか心配して聞いてくれるわけで、内心「ていうか誰?」と思いつつも、その優しさにまたさらに泣くという悪循環でした。こりゃ、ちょっとここから離れようと思ってトイレに行って泣きやもうとしていたら、綺麗な女性がまるで私のことを知っている口ぶりで話しかけてきて、話しながら泣きながら「それで誰なの?私会ったことあるっけ?」とか思っていたのですが、「ところで私ジャクソンの母だけど」って言われて泣き止みましたよ。ジャクソンの母!18歳ナイスガイのジャクソンの噂の38歳の母!若い!超きれい!衝撃!ていうか、このあたりは結婚が早いみたいでクラスメイトの女子はほとんど年下ですが、ほとんど既婚!家族が来てるって言っても「夫」だし、そうでなくても彼氏彼女だからね。こりゃ、泣いてる場合じゃなかったわ。ちなみに二次会(ほぼ女子)でも夫達は普通に同伴で普通に馴染んでるんですよ。日本人の感覚だと不思議な感じがしました。
話がそれましたが、そんな感じでブリスベンは人と人との垣根が低く、とにかくフレンドリーな街でした。ロンドンも日本と比べたら、ものすごくフレンドリーだと思うのですが、さらにフレンドリー。見知らぬ人ともよく喋る。お店でも客から店員にHow are you?と話しかけに行くくらいで普通でした。滞在中は田舎で不便だとも思っていたのですが、すでにブリスベンのフレンドリーさや、溢れる自然が恋しかったり、とてもとても濃い三ヶ月半を過ごせました。
卒業証書と学校の壁。パートタイムコースの先生が描いたそうです。
コアラの話はまたおいおい。
卒業証書と学校の壁。パートタイムコースの先生が描いたそうです。
コアラの話はまたおいおい。
- 2016.06.03 Friday
- ブリスベンの日々
- 19:14
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- by Yu Shichiji